平成15年度鵜川雪室実験

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1.はじめに

  鵜川地区では、平成13年より雪室を仮設し、雪の長期保存方法や酒の熟成効果等について検討を行っています。今年度は、既存の倉庫を利用して新たに屋内型の雪室を製作し、9月までの運用を試みました。以下に施設の概要と実験結果を報告します。

2.施設の概要

 雪室は床面積約20m2(3×6.4m)、高さ2mの箱型になっています。断熱材には、スタイロフォーム(天井及び側面:15cm,床:10cm厚)を使用。さらに、グラスウールを天井裏に敷き、仕切り(欄間)に換気扇を設置しました。また、雪室内部にはU字溝を置き、味噌やワイン,米等を収納。脇のスペースには、6ヶ月保存用の日本酒を配置しました。

図1.屋内型雪室(左:正面,右:側面)

3.実験の経過

@2月中旬 施設工事
 使用断熱材:スタイロフォーム;天井5cm×3, 側面5cm×3, 床;5cm×2
 <追加> 6月中 グラスウール;天井裏1層
       7月中 銀シート;雪室内

図2.施設工事の様子

A2/23  U字溝の設置,貯蔵品の搬入[日本酒,米,野菜,リンゴ,味噌(小)],雪の投入

  

図3.U字溝の設置と雪の投入