近年、雪の冷熱エネルギーを積極的に利用しようとする試みが全国で行われています。その代表ともいえるのが雪による貯蔵施設”雪室(ゆきむろ)”です。冬に積もった雪を使用するわけですから、維持経費はほとんどゼロ。夏まで雪を保つことができれば、屋内冷房に利用することも可能です。こうした雪の利用は、特に新しいというわけではありません。私達の住む雪国では、昔からより快適で豊かな生活を営むために行われていたようです。

  

 上の写真は、平成14年度に屋外で製作した雪室です。断熱材として、もみ殻ふとんの利用を検討しました。

*新潟県内の雪室施設