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■ 目的

 一昨年の実験の結果を受けて,さらに以下の内容を検討しました。

  1. 鵜川の地で6ヶ月間(3月から9月まで)雪を保存することが可能?
  2. 食品,酒類の長期貯蔵変化は?
  3. もみ殻ふとんの断熱材としての利用は?

■ 実験の方法

 旧鵜川小学校校舎の東側15uの敷地にU字溝を設置し,雪室を仮設しました。

 Fig.1 実施場所 <撮影:H13/12/27>

■ スケジュール

H13年12月   場所の確定,U字溝の設置
雪山の造成
H14年1月13日 貯蔵品の搬入
雪山の造成,もみ殻ふとんの製作,防風ネットの準備等
3月23日 雪山の整形
3月24日 もみ殻掛け作業
雪室補修
9月1日 貯蔵品の搬出
■ 雪室貯蔵品

 

Fig.2 搬入後の雪室貯蔵室内のようす <撮影:H14/1/13>

■ もみ殻ふとんの活用

 ネット袋にもみ殻を入れ、雪室用断熱材としての利用を検討しました。今回は、考案したネット袋200枚と市販のたまねぎネット2000枚を使用しました。

Fig.3 もみ殻ふとん

 もみ殻掛け作業では,まずもみ殻ふとんを斜面に沿って下から並べていき,斜度が急な箇所については紐で連結していきました。次に,ふとんの隙間をバラのもみ殻で埋め,最後に防風ネットで全体を覆いました。

  

Fig.4 もみ殻掛け作業1 <撮影:H14/3/24>


2003/05/12 E.Sato