Pyonkeeプログラミングのサンプル(3)

 プログラム(スクリプト)が長くなると、開発環境の動作が遅くなり、ブロックの追加や修正が難しくなります。その解決策として、スプライトを複製し、スクリプトを分けて記述する方法があります。このページでは、第1回の授業で紹介した「単位の問題」を例にその方法を紹介します。


1.スプライトの複製

 右下のスプライト・リストにある複製したいスプライト1を長押しすると、操作メニューが現れます。この中から「複製」を選択すると、スクリプト等の記述も合わせてスプライト2が作られます。



2.スプライト1のスクリプトの分離と削除

 次に、スクリプト・リストの中から元のスプライト1を選び、スクリプトを表示させます。次に分けたい部分を決めて切り離し、左側のブロック・パレットへ移動して削除します。



3.ロを送るの追加

 制御のカテゴリから「ロを送る」のブロックを取り出し、下部に取り付けます。取り付け後、「新規」を選択し、メッセージの名前を「ステップ2」とします。







4.隠すの追加

 見た目のカテゴリから「隠す」のブロックを取り出し、下部に取り付けます。



5.スプライト2の変更(1)

 右下のスプライト・リストにおいてスプライト2を選択します。次にスプライト1に残したスクリプトを削除するため、「緑の旗をクリックされたとき」の下を一旦切り離します。次に開始時にスプライト2側のピョンキーが表示されるのを避けるため、見た目のカテゴリから「隠す」のブロックを取り出し、「緑の旗をクリックされたとき」の下に取り付けます。



6.スプライト2の変更(2)

 スプライト1において残したスクリプトの範囲を確認して切り離しを行い、スプライト1と重複するスクリプトを左側のブロックパレットへ移動して削除します。





7.スプライト2の変更(3)

 制御のカテゴリから「ステップ2を受け取ったとき」のブロックを取り出し、上部に配置します。次に、スプライト2のピョンキーの座標を決めるため、動きのカテゴリから「x座標を( )、y座標を( )にする」ブロック、見た目のカテゴリから「表示する」ブロックを取り出し、追加します。最後に、スプライト2において残すスクリプトを「表示する」のブロックの下に取り付けます。




サンプルデータのダウンロード:sample5.sb ※さらにプログラムが長い場合は、スプライト2を複製し、同様の切り離しやメッセージのブロック(「ステップ3を送る」と「ステップ3を受け取ったとき」)の追加を行って下さい。


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