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水車・風車


自然地形を生かした「小型水力発電」 -パワーコンディショナの開発-

 共同研究:信州大学工学部, 長野県短期大学, 新潟ウオシントン株式会社, 中越工業株式会社, 信濃電気株式会社

 水力は「発電効率が高い」、「二酸化炭素の発生が非常に少ない」、また揚水型のように「エネルギー貯蔵も比較的容易に行える」などの特徴を持っています。しかし、今日では自然環境への配慮などからダムや長い水路などを必要とする大規模な発電所の建設が困難になってきており、環境負荷の少ない小型水力への期待が高まっています。そこで本研究グループでは、導・排水管などの付帯設備を必要とせず、自然地形をそのまま利用できる小型水力発電システムの開発を行っています。現在は、河川に水没させ利用するタイプや急峻河川用、滝用などを試作し、駆動試験を実施しています。

 
Fig.1 水没型のサボニウス水車; 河川に沈めるだけで利用できる。右の水車は、左右の羽に
位相差を設け、回転ムラを抑えている。


Fig.2 水没型水車 駆動試験のようす(山梨県都留市)

Fig.3 急峻河川用水車 駆動試験のようす(都留市)

Fig.4 滝用水車; 右は長野県須坂市において駆動試験を行った時のようす

 

Fig.5 パワーコンディショナの開発; 水車より発生した電力を安定化し、商用100Vに
変換するための装置

参考. 研究紹介リーフレット 「自然エネルギーの効率的利活用システムの開発」

       信州大学工学部環境機能工学科・池田研究室


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