データの型 / 定数の表現 / 定数の定義 / 配列
データの型
C言語は、すべてのデータが型をもっています。型は、およそ以下の4種類に大別され、プログラム中で宣言する必要があります。
1)文字型 文字を格納する変数を宣言する場合に使用
型 | 長さ | 値の範囲 |
char | 8 ビット | -128 〜 127 |
unsigned char | 8 ビット | 0 〜 255 |
(*長さ、値の範囲はPC環境によって異なります。表は32ビット型の場合。)
2)符号付き整数型 整数範囲の計算に使用
型 | 長さ | 値の範囲 |
int | 32 ビット | -2,147,483,648 〜 2,147,483,647 |
short int | 16 ビット | -32,768 〜 32,767 |
long | 32 ビット | -2,147,483,648 〜 2,147,483,647 |
3)符号無し整数型 負の値は扱えない
型 | 長さ | 値の範囲 |
unsigned int | 32 ビット | 0 〜 4,294,967,295 |
unsigned long | 32 ビット | 0 〜 4,294,967,295 |
4)浮動小数点型 小数点以下の数が扱える
型 | 長さ | 値の範囲 |
float | 32 ビット | 3.4×10 -38 〜 3.4×10 +38 |
double | 64 ビット | 1.7×10 -308 〜 1.7×10 +308 |
long double | 80 ビット | 3.4×10 -4932 〜 1.1×10 +4932 |
数字や文字について、プログラムでは以下のように表現します。
1)整定数
23 -12 0x23 (16進数)
2)浮動小数点数
3.14 5e3 (5×10 3) -0.89E-2 (-0.89×10 -2)
3)文字定数
'S'
定数の定義
#defineを用いて定数に識別子を与え、プログラム中に扱うことができる。
例) #define PAI 3.14
配列
配列を用いることによって同じ型の変数をまとめて使用することができる。
1)整数型1次元配列の例
int a[5]={1,2,3,4,5};
a[0] | a[1] | a[2] | a[3] | a[4] |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
2)整数型2次元配列の例
int b[2][4]={90,100,23,42,56,76,45,76};
0 | 1 | 2 | 3 | |
0 | 90 | 100 | 23 | 42 |
1 | 56 | 76 | 45 | 76 |
b[0][0]=90,...,b[0][3]=42,..,b[1][3]=76
3)文字型配列の例 語尾にNULL(ナル)が追加されます
char a[6]={"Hello"};
a[0] | a[1] | a[2] | a[3] | a[4] | a[5] |
H | e | l | l | o | NULL |